SDメモリカードへのアプリケーション格納やアプリケーションデータの保存といった用途の拡大により、ランダム/シーケンシャルパフォーマンス性能の向上が求められるようになりました。この傾向はアンドロイドの内部ストレージ拡張機能の登場によりさらに高まっています。

アプリケーションパフォーマンスクラスは、アプリケーションに特化した新しい市場の需要に応じ、SD Ver 5.1仕様のアプリケーションパフォーマンスクラス1(A1)規格及びSD Ver 6.0仕様のアプリケーションパフォーマンスクラス2(A2)規格として公開されました。この規格は、写真、動画、音楽、書類、といったデータのストレージエリアを提供すると同時に、それぞれの環境下においてアプリケーションの実行と保存に最低必要な処理速度以上でランダムおよびシーケンシャルリード/ライト処理を実行します。また、アプリケーションパフォーマンスクラスロゴにより、対応機器向けメモリカード製造およびユーザが正しいカードを購入する事が可能となります。同時にこの規格は、スマートフォンに限らず高度なランダムおよびシーケンシャル処理機能が必要な様々な機器に利用可能です。

下記の表は、SDHC/SDXCメモリカードのVer.5.1/Ver.6.0仕様パート1物理仕様アプリケーションパフォーマンスクラス規格におけるランダムリード/ライト最低処理速度(IOPS)、シーケンシャル最低処理速度(MB / s)です。

アプリケーションパフォーマンスクラスについては白書をご覧ください。