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3D NANDによるギガバイト規模のスケーリングの継続と、アプリケーション改善の仕組み

2D NANDにおける微細化が限界に達しつつあることから、NAND業界は数年前より3Dに取り組んできました。この取り組みによって所定のシリコン面積当たりのビット密度とギガバイト容量が増加したことで、フラッシュメモリー産業はムーアの法則を維持できると期待されています(図1参照)。3D NANDは高密度なだけでなく、2Dよりも優れたパフォーマンス、信頼性、省電力をもたらすことが期待されます。さらにこれらの機能の向上によって、3D NANDは既存アプリケーションを改善し、新たなアプリケーションを可能にします。この記事では2D NANDと3D NANDの相違を検証し、3Dが適切とされるさまざまな事例やアプリケーションについて説明します。(重要なことですが、2D NANDも独自の属性を持つ成熟したテク… もっと読む »

新たな市場開拓へ:SDメモリカードの新しいアプリケーション

機器製品において最も有効な部品が概して、決してユーザーの目に触れない製品であることがあります。そのような製品を使用せずに装置を組み立てると適切に動作しない場合があり、SDメモリカードもそのような製品であると言えます。SDメモリカードはフォームファクタが小さい拡張可能なメモリ技術製品として支持を集めており、現在では多くの産業向けのアプリケーションに使用されています。 SDアソシエーションは、拡張可能なSDメモリカードの規格を制定することでこの技術の進歩に貢献し、互換性を持つメモリカードやデバイスを製造するメーカーは、この規格に準拠しています。スマートフォン、自動車、コンピュータ、カメラ、テレビ、小型ナビゲーション機器など、さまざまな製品カテゴリーのメーカーがSD規格を採用しています。SDアソシ… もっと読む »

小型で強力なmicroSD™メモリカード登場から10周年を記念

microSDメモリカードは著しい進歩を遂げてきました。最初のmicroSDメモリカードは10年前に携帯電話のメモリを増設する新しい方法として市場に登場しました。現在では、市場における約75%のスマートフォンのモデルがmicroSDメモリカードスロットを搭載していると、ストラテジー・アナリティクスが報告しています。また同社は、microSDメモリカードが発表されてからの累積販売量は数十億枚を数えていること及び、今年の年間販売量は10億枚を超えるだろうと推計しています。 最近発表されたmicroSDメモリカードのストレージ容量は200ギガバイト と、最初のバージョンと比較すると約6,000倍になり、大幅に増加しています。さらに現在のmicroSDメモリカードのデータレートでは、デバイス間で直接… もっと読む »

SDメモリカードが信頼ある車載アプリケーション用ストレージとして快走しているその理由

現在世界中で、各種センサーや演算処理能力機能を搭載したり、インターネットに接続してクラウドを利用したりする、スマートカ―と呼ばれる自動車が主流になりつつあります。こうした技術により可能になったアプリケーションはたくさんありますが、中でもあるアプリケーションが人気となっています。それは運転記録を残せる車載カメラ、ドライブレコーダーです。これは主に事故発生時に保険会社への証拠提出のために使用されています。 このように事故の証拠映像保存目的でドライブレコーダーを稼動させているときに事故がおき、しかし録画を再生してみたらデータが破損していて、使用不可能だったケースを想像してみてください。残念ながら、これは日常的に車両が受ける厳しい温度、衝撃、振動により実際起こり得る事象なのです。車載という厳しい環境… もっと読む »

モバイルデバイスの販売促進に貢献するmicroSDメモリーカード

2005年に登場したmicroSDメモリーカードは、モバイルデバイスメーカーの製造コストを削減し、幅広い価格帯で最新型の携帯電話を提供することで売上増加に寄与し、販売戦略を支援してまいりました。microSDメモリーカードはSDアソシエーション(SDA)の仕様、規格に基づくことで、ユーザーは、使いやすさをそのままに、機能と容量を拡張し続けることで、ホスト機器の新しい革新的な設計を促進しています。 また、この求めやすい製品価格と機能拡張の両立という、技術的に難しい課題を成し遂げたこの小さなメモリーカードは、ユーザーと様々な業種のメーカーに大きな価値を提供しています。 ユーザーニーズへの対応 microSDメモリーカードでは現在1GBから200GBまでの容量タイプがあり、ユーザーは必要に応じたス… もっと読む »

産業用モノのインターネット(IoT)向け超小型ストレージ

モノのインターネット(IoT)が世界を席巻しています。マッキンゼー・グローバル・インスティテュートの報告書 では、IoTのグローバル経済に与える影響は2025年までに6兆2,000億ドルに達すると推測されています。同レポートはまた、接続デバイス市場規模が2020年までに200億個または300億個までに増加するとも予測しています。 IoTデバイスの使用は過去数年で急激に増加し、今では日常生活の一部となっています。IoTシステムは、ユーザー、マシン・ツー・マシン、産業用マシン・ツー・マシンといった3つのカテゴリーに大別できます。産業用としては、医療センター、セキュリティおよび監視用途、鉄道、航空、環境管理、防災および小売りなどでよく利用されています。 産業用IoTアプリケーションが、こういったさ… もっと読む »

CP(コンピュテーショナル・フォトグラフィー)がストレージの役割を進化させる

CP(コンピュテーショナル・フォトグラフィー)は、スマートフォンやPCメーカー、そして当然SDメモリーカードメーカーを含む、写真に携わるほぼすべての種類の企業に、何らかの影響を与える可能性があります。またCPはソフトウェアベースであるため、大容量ファイルのストレージのみならず、ソフトウェアを実行する処理能力にも影響します。 顧客が一般ユーザーかプロの写真家かという事は、関係はありません。CPは市場のあらゆるセグメントに根本的な変更を促し、そして近い将来、写真を撮影するすべての人に影響を与えるでしょう。 写真の未来に対応するため、CPについて知っておくべきことを以下にご紹介いたします。 CPの可能性 写真の分野において、CPはデジタル写真以来の最も劇的な変化となります。CPでは従来のデジタル写… もっと読む »